内水検証委員会の答申が出ましたが・・・
タイトルの通り、市から依頼をされた学識経験者等による委員会において昨年の台風21号水害の原因と今後の対策について明らかにする検証が行われておりましたが、8月1日(水)に答申が市に対して出されたということで、内容は下記の川越市ホームページに掲載されています。
http://www.city.kawagoe.saitama.jp/kurashi/kotsudorokasen/kasen/toushin.html
とはいえ前回の第3回委員会について本ページで言及した問題点は残されたままでスッキリしない内容なのが残念です。一か月前と似たようなことの繰り返しとなりますが、
「対策」として多くの態勢(住民への情報提供や排水処置)に関する点を挙げているのに、
「原因」では体制(地理、社会、降雨等)のみが挙げられていて、整合が取れていないのです。
応急排水や住民への通報といった態勢面の対策は、特に今回の水害の原因を考えると重要なものでそこは異存がないのですが、答申にその原因部分が欠落していると対策が妥当かどうかの評価ができません。
とはいえ、大事なのはこの答申によって、川越市としての検証がひと段落を迎えたということです。
昨年11月から1年近く住民説明会が開かれていない状況で、せっかくの市や県の努力も当事者住民に十分伝わっていないのが実情であるのを踏まえて、今後市からあらためてこれまでの総括とこれからの予定を説明する機会が得られれば住民も安心できるのではないでしょうか。
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